大屋さんと木の行方⑤ おじいさんの凄み

前回やっとこ大家さんのおじいさん登場まで話がたどり着きました。
そんなんで 
今日はその続き おじいさんの凄みを書かせて下さい。
はじめちゃいます。

..........................................
自分の言葉で気持ちを伝えた 数日後、
奥様のおばあさまから 連絡がありました。
どきどき。

その答えは、
一枚だけなら カフェにあげてもよい でした。
一枚?
と思ったのですが、 なぜだか私らしくなく、
すんなり、分かりました。と了承してしまいます。

このときの事を振り返ると、
気持ちのどこか 既にその先のことを考えていて、
いつかはあげる でも、今は違う とぼんやりと考えていたと思います。
今は ごくんと呑み込むしか術はない...


その貴重な一枚を いよいよカフェに運ぶ日。
おじいちゃんの姿がそこにありました。
このおじいさんなら 当日必ず立ち合うだろう とは予想できていたのですが、

何やら普通の見守る様子とは違って、杖を持って木の板をかちこち
叩いているおじいさん。
その横で、棟梁とワーカーさんが やいのやいの言ってます。

何を言ってるのか分からずで、 おばあさんに聞いてみると、
なんと 
4つ重なっている木の板のうち
カフェに上げるのは 上から三枚めだ と命じているとのこと !!!

は?
なんで?

上から3枚めを引き出す ということは、
①まず、一枚めと2枚めを降ろす。
②降ろした一枚めと二枚めを 元に戻す。
③そして、三枚めを2階のカフェにあげる。
1と2の工程は余計な作業となります。

あの、
これ レンガではないです...
おじいさんの指示に びっくりしたのと、
おじいさんの心が理解できず、
この木は重いです!
それなのに なぜですか? と問いかけると、
またもや杖で 三枚めの板をこんこん叩いて 
急にフランス語で トロワズ イエム 三番目を連呼。
指示先がわたしに変わったことで、 急にフランス語スイッチ。
(わたしに関わらす 外国人にはフランス語で話すおじいさんです。)

コンコンコン 
トワトワトワ トロワズイエム
コンコンコン
トワトワトワ

ぜんまい仕掛けの人形のように繰り返して、
私に訴えています。

その後もフランス語でべらべら話し続け、
何かをわたしに訴えています。

そこで、
おじいさんの杖の先を 注意してみると...



!!!!!!!
もしかして
もしかしてですが、
三枚めは、すこ〜しだけ削れているから?
よって ほかの板の重さより 軽いという発想?

はい 正解! 
なんとコマカイ!
なんとおもしろくて 面白くない!!
若かりし頃は どんなに コウルサいご主人、そして
扱いにくい父親だったことだろう,,, なんて 
私の思考回路は、場外まで 飛び火。

諦めよ....


あああ〜
ごめんね 三枚めを上げて下さいと 棟梁にお願いします。
ちょいお〜い(オーマイゴット! なんてこったオリーブ! ってな時に使うベトナム俗語)
の連発を受けたけど、 この時のおじいさんを黙らせるには、かの 英雄ホーチミンさんでも
連れてこなければ、不可能だったと思います。





なんとかカフェにあげられた...
そして なんとも意味のない板の固まりとなり
今も その状況は変わらず...

下の方が、少し削られているの 分かりますか?

つらつらと書きましたが、
凄みってそれだけ?
いいえ ここからです。

とりあえず、今はこれでいいのだ と自分を納得させた私。
とりあえず、ほっとした矢先、

若い知らない男子を付き添わせ、
音もなく階段を ゆっくりと登って来るおじいさんを発見!!!!!
いつから階段を登り始めたかは知りません。
私が気づいたのは あと3、4段のところ。

何故に?
もしかしてだけど、
どこに置いたか 確認されにいらっしゃいましたか?

はい 正解。

以前のブログの記事でも書きましたが、改めて言います。
大家さんのおじいさんは99歳。
耳が遠くて足が悪いけど 頭は冴えさえ。

すごい。
すごい執念だ。

とりあえず笑顔をみせてみるものの
そんな安っちい 取り繕いなんぞは通用する相手ではありません。

そして、持っていた杖で、再び
コンコンコンと板を叩き、
私の顔をじっと見てから また階段を降りて行きました。
参りました...

その時の表情、なんとも表現できないのですが、
ワシの気持ちが分かるか と言われたような気がして
ズンとした重みがありました。

ゆっくりゆっくりと一段一段慎重に降り、去って行くおじいさん。
地上に着くまで、 大げさでなく10分はかかっていたと思います。
その後ろ姿を見守りながら、思ってしまったこと。

おじいさん!
私の中では これ終わりではないんです。
ごめんなさいだけど、ぜったい絶対もう一枚上げるから と念じてしまう私なのでした。



...と きょうはおじいさんの凄みのことを書きましたが、
今 改めて思う事。

もし私に子供がいて その子が女の子だとしたら、
こんな強情な女には育てたくありません(笑)

ごめんね おじいさん!
そして このブログを読んで、私の強情さに引いた方がいたら、
戻って来て下さい〜。
こんなこといつもではないんです。
ほんとです!!!


読んでくれてありがとう。


vidu mayu.




























Tag:とらわれ日記  Trackback:0 comment:6 

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